近畿大学理工学部建築学科教授 ■担当科目 現代都市計 画、都市・都市計画史、都市計画及び演習、設計演習IV ■学外活動 日本建築学会、日本都市計画学会、都市住宅学会 ■出身大学 1968(昭和43)年京都大学工学部建築学科卒業 1970(昭和45)年 同 大学院修士課程修了 1976(昭和51)年 同 大学院博士課程修了
■学位(論文名、取得大学、取得年月) 工学博士 (「住工混在地域の都市計画に関する研究」、京都大学、昭和56年3月) ■主な経歴 1976(昭和51)年 近畿大学工学部専任講師 1979(昭和54)年 同 助教授 1985(昭和60)年 同 教授 1989(平成元)年 近畿大学理工学部教授に転任 2006(平成18)年 (病没) ■学会賞などの受賞暦 (2002年) 日本建築学会賞(論文)(2002年) 日本都市計画学会石川賞(2005年) ■学生への一口アドバイス 青春、学生時代、何といういい言葉でしょう。キラメクその名に恥じず、精一杯、都市、建築、人生について学び、語り、歩き(見る、味わう)してください。 ■趣味・その他 庭いじり−野菜づくり、大工しごと、読書、暇になれば何をするか想像すること ■研究内容紹介:研究室名、研究テーマと内容 都市計画研究室・既成市街地・住工混在地域についての整備、まちづくり・阪神・淡路大震災の被災・被害と復旧・復興まちづくりに関する研究今後の日本はこれまでのような成長型の経済、拡大型の都市の時代ではありません。これまでに形成してきた既成市街地(都市ストック)をいかに整備・改善していくかが都市計画の重要な課題になります。改善を必要としている既成市街地タイプには、木賃住宅地区、住工混在地区、老朽長屋地区、ミニ開発住宅地区などがあり、そうした地区の整備、まちづくりの研究を行っています。阪神・淡路大震災ではインナーシティ(都市内環部)が大きな被害を受け、8年以上たった現在も住宅再建や住民参加のまちづくりは多くの困難をかかえています。震災後、被災地の専門家の役割として、cool head で被災から立ち上がりの研究を、warm heart で住民のまちづくり支援を統一してやろうと決めました。研究室では継続的(1年目は3カ月毎、2年目以降は半年毎)に4地区を調査し、どのように復旧・復興できるのか、できないのかを明らかにしようとしてきました。まちづくりでは、芦屋・西部地区や神戸・西須磨地区などにかかわっています。